著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

練習試合で大学生に股抜きされて「俺、終わってるな」と引退を決意

公開日: 更新日:

 日本代表最多152試合出場の遠藤保仁(G大阪コーチ)を筆頭に、8年間代表主将を務めた長谷部誠(フランクフルト)、歴代3位の代表50ゴールの岡崎慎司(シントトロイデン)と2024年は大物サッカー選手の引退が相次いでいる。彼らと10年南アフリカW杯を共闘し、カメルーン戦で本田圭佑の決勝弾をアシストした松井大輔も、この2月に現役生活にピリオドを打ち、新たなスタートを切った。欧州を漂泊した希代のファンタジスタの24年間のフットボールライフを振り返る──。 (取材・構成=元川悦子)

  ◇  ◇  ◇

「引退の仕方っていろいろあると思うけど、インスタで発表するのも新しいかなって」

 2月20日の夜、長年の盟友・大久保嘉人(解説者)と元女子レスリング日本代表の吉田沙保里と突如としてインスタライブを開き、電撃的な引退発表を行った。日独両国でじっくりと引退会見を開いた長谷部、動画で「バイバイ」とアッサリ去った遠藤とは異なる区切りのつけ方を見せた。

 鹿児島実業高から00年にJ京都入りした頃から、自然体のスタイルは変わっていない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…