元阪神・横田慎太郎さん一周忌…姉・真子さん告白「家族全員で泣きじゃくりました」
6年のプロ生活
──改めて、慎太郎さんについてお聞かせください。
「普段は朝夕、手を合わせて慎太郎と向き合っています。姉の真子は慎太郎がいなくなってから優しくなりました(笑)。月に一度は理由をつけて鹿児島に顔を出しに帰ってきてくれます。真子が大きな声で慎太郎に話しかけるんで、本人は『挨拶が荒いなぁ』と思っているかもしれません(笑)」
生前、横田さんにインタビューした際、筆者が真子さんの話題を持ち出すと、「あぁ、あいつの話はやめましょう!」と破顔させ、普段と違う様子を見せてくれたのが印象的だった。いつも姿勢を崩さない横田さんが少しだけ見せた顔から、家族仲のよさをうかがい知ることができた。
6年のプロ野球生活。それも半分以上は二軍生活を送り、治療期間を過ごしていた横田さん。それにもかかわらず、多くの人の記憶に残るのは彼の誠実さと努力あってのこと。家族やチームメイトだけでなく、多くの人が横田さんの生き様に勇気づけられている。
(取材・文=よしだゆみ/ライター)
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