女子バレー今夜激突のブラジルが「一番やりやすい」理由…日本は3大会ぶり表彰台を狙えるか
1次リーグではブラジル(世界2位)、ポーランド(同4位)の優勝候補にケニア(同20位)と同じB組に入った。
「決勝トーナメントに進出するには、世界ランキングで出場国中最下位のケニアにストレート勝ちが絶対条件になる。他の2チームは難敵ですが、日本がやりやすいのはブラジルです。今年のVNL準決勝でフルセットの末に下した日本に勢いがある。VNL1次リーグでは敗れましたが、この2年間はブラジルに負けたとしても、フルセットまでもつれている。長身を生かした高いブロックが武器のポーランドよりもブラジルの方がチャンスはあるでしょう」
そのポーランドは難敵だ。ステファノ・ラバリーニ監督は、東京五輪で韓国を率いて準々決勝で優勝候補だったトルコを破るなど快進撃を続け、4位に導いた。
■「トップ6」との実力差
「ラバリーニ監督は相手に応じた戦術を立てるのがうまく、大崩れするのは考えにくい。韓国を指揮していただけに、日本を熟知しているはずです。ただ、ポーランドは9位に終わった08年北京五輪を最後に五輪から遠ざかり、出場は4大会16年ぶり。経験値では日本に分があります。ポーランドとは初戦で対戦するため、相手が浮足だったところを日本が叩ければ、崩すチャンスはある。ポーランドから白星を取れれば、1次リーグ3連勝もあるでしょう」(28日、1-3で敗北)