「近い将来、日本で五輪」など現実的にあり得ない! IOC統括部長“お気楽発言”でSNS大荒れ
コロナ禍での無観客開催を強行したIOCのバッハ会長は「ぼったくり男爵」とあだ名されたものだ。終わってみれば、組織委員会の元理事や大会スポンサー企業、大手広告代理店「電通」などが組織ぐるみで汚職を働いていた腐敗ぶりが明るみに。五輪関連施設は赤字垂れ流しの惨状だ。
何より、デュビ氏の期待とは裏腹に、再び開催しようにも難しい現実が立ちはだかる。
■電通など指名停止でどこが仕切る?
「汚職事件を受けて電通などの大手代理店が政府や自治体から指名停止を受けました。禊を終えて入札に参加できるとしても、五輪などの国際イベントに噛むことができるのか。猛烈な批判にさらされるのは間違いない。かといって、国や自治体だけで仕切るのは無理。放映権やマーケティング、競技団体との折衝は代理店に丸投げですし、2~3年で人事異動してしまうので運営ノウハウを蓄積していませんからね。再び開催しようにも納得感を得難い上に、現実問題としてどこが仕切るの? って話です」(代理店関係者)
2030年の冬季大会の招致を目指していた札幌市は昨年末、招致活動の停止を決定。デュビ氏の発言に心躍らせていなければいいのだが……。
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