小池都知事の剥離骨折はなぜ起きた? 神宮始球式で左膝グニャリ…元中日チームドクターが解説

公開日: 更新日:

 公認野球規則ではマウンドの高さは25.4センチと定められており、実際に立ってみると思ったより高低差を感じる。その傾斜も、今回のケガの原因とみられている。

「マウンドはホームベースに向けて斜めになっているので、平らな地面から投げるのとは訳が違います。もともと投球動作は繊細な動きで、それに傾斜が加わるため、一般の人がすぐに慣れるものではありません」(佐藤のり子院長)

 剥離骨折は小池知事に限ったことではなく、注意が必要だ。

「年齢や体形の変化に気付かず、昔と同じような動作を取ってしまうと剥離骨折のリスクが高まります。普段から運動を心がけ筋力を維持し、しなやかな関節の動きを保つことが大切です。運動の前には十分なエクササイズを行い、体をほぐしましょう」(佐藤のり子院長)

 神宮の魔物は、準備運動不足の人に厳しいようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…