大谷は連日の一発、メジャー6人目「40-40」目前…それでも「未来が見えない」根本原因

公開日: 更新日:

 左手を骨折したベッツが戦列に復帰したのは13日のブルワーズ戦からだが、ロバーツ監督はそれ以前にベッツが戻ってきても大谷を1番で起用し続けることを示唆していた。つまり、13日以前から大谷には、「ドジャースの看板選手であるベッツを押しのけて1番を打つ」という重圧がかかっていたことになる。決して重圧に押し潰されるタイプではないものの、プレッシャーをはねのけようと力んでいるようなのだ。

 米メディアから打順を1番・ベッツ、2番・大谷に戻すプランはないのかと聞かれたロバーツ監督は、そのつもりはないと否定している。

 果たして、大谷はベッツの代わりに1番を打ち続ける重圧をはねのけられるのか。

「構えた段階で、いい未来が見えない」とは、打席で打てそうな気がしないということだ。本人によれば、打てそうな気がしなくてヒットになるよりも、打てそうな気がして打ち損じるくらいの方が良いという。つまり打てそうな気がしないのに結果として本塁打が出ている現状は芳しくないことになる。大谷の苦悩は続く。

  ◇  ◇  ◇

 それでも、投手リハビリが本格化したことは、打撃に大きくプラスに働くはずだ。いったいなぜか。日本ハム時代の恩師・栗山前監督が語った「二刀流のメリット」とは何か。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…