大谷は連日の一発、メジャー6人目「40-40」目前…それでも「未来が見えない」根本原因
左手を骨折したベッツが戦列に復帰したのは13日のブルワーズ戦からだが、ロバーツ監督はそれ以前にベッツが戻ってきても大谷を1番で起用し続けることを示唆していた。つまり、13日以前から大谷には、「ドジャースの看板選手であるベッツを押しのけて1番を打つ」という重圧がかかっていたことになる。決して重圧に押し潰されるタイプではないものの、プレッシャーをはねのけようと力んでいるようなのだ。
米メディアから打順を1番・ベッツ、2番・大谷に戻すプランはないのかと聞かれたロバーツ監督は、そのつもりはないと否定している。
果たして、大谷はベッツの代わりに1番を打ち続ける重圧をはねのけられるのか。
「構えた段階で、いい未来が見えない」とは、打席で打てそうな気がしないということだ。本人によれば、打てそうな気がしなくてヒットになるよりも、打てそうな気がして打ち損じるくらいの方が良いという。つまり打てそうな気がしないのに結果として本塁打が出ている現状は芳しくないことになる。大谷の苦悩は続く。
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それでも、投手リハビリが本格化したことは、打撃に大きくプラスに働くはずだ。いったいなぜか。日本ハム時代の恩師・栗山前監督が語った「二刀流のメリット」とは何か。
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