大谷ファンの審判は数多い あいさつ欠かさず、塁上での談笑や握手で懐柔されている
若手のラモン・デヘスース審判も熱烈なファンで、大谷がブレークした2021年から塁上で言葉を交わす光景が見られるようになった。同審判がWBCの予選B組(東京ラウンド)で審判を務めたことでさらに親しくなったようだ。今年3月、オープン戦の開始前にグラウンドで大谷とその日の審判団がすれ違った時、デヘスース審判がいることに気付くと、自分から近付いてグータッチを交わしている。
これまで投手大谷が先発した試合でデヘスース審判は2度球審を務めているが、大谷に対しては、判定も甘めになるため大谷は2試合とも好投を見せ、防御率は0.64という目を見張る数字だった。
大谷ファンの審判はコーチに邪魔されずに話せる二塁の塁審を務めることに大きな喜びを感じているようだが、中にはできるだけ長く話したがる者もいる。
若手のコーリー・ブレイザー審判は、投手交代の間を利用して大谷に近づいて長々と話し込んだことが少なくとも2度ある。大谷の方も満面に笑みを浮かべて楽しそうに話していたので、相手が乗ってくるような面白ネタを用意して話しかけたとしか思えない。