巨人・岡本和真「メジャー断念」に現実味…“元エースと4番”の同時流出はあり得ない?

公開日: 更新日:

チーム内では公然の事実も…

「岡本は昨年12月の契約更改交渉の席で、複数年契約の打診を断り、あえて年俸4億2000万円の単年契約を結んだ。海外FA権を取得するのは最短で2026年だが、そこまで待つ気はなく、今オフ移籍の可能性を模索してきた。球団に『リーグ優勝』や『タイトル』などの容認条件をつけられている可能性もあるが、今年はリーグ制覇を果たし、本塁打と打点はリーグ2位。球団首脳はかねて、ポスティングを容認する条件として『長年のチームへの貢献度と民意が条件』と言っている。つまり、『これだけ長く貢献したのだから、米国で頑張ってこいよ』とファンが背中を押すかどうかが重要なのです」

 岡本和はこれまで本塁打王3度、打点王2度。今季は無冠とはいえ、全試合で4番を張り、リーグ優勝に貢献した。球団も前向きに検討するとみられていた矢先、菅野が電撃的なメジャー挑戦を表明した。前出のチーム関係者が続ける。

「今季15勝のエースと打撃チーム2冠の4番が同時に米国へ流出するとなると、大幅な戦力ダウンは必至。球団としても、ファンから『来年勝つ気がないのか』と思われかねない。菅野はFAだから、メジャーに行きたければ自分の意思で行ける。球団に止める術はない。でも、岡本はあくまで球団からポスティングを容認してもらう立場。『岡本よ、当初は認めるつもりだったけど、状況が変わったから、待ってくれないか?』となっても不思議ではないわけです」

 リーグ優勝を果たした9月28日に日本テレビ系のスポーツ番組で「(岡本)和真がメジャー行っちゃうかもしれないし」と坂本に突っ込まれた岡本和。チーム内でも公然の事実とみる向きもあった主砲の今オフのメジャー移籍は、予断を許さない状況になっているようだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな岡本とすでに「相思相愛」といわれる米球団はいったいどこか。なんでもその球団は三塁手と一塁手の絶対的存在がいない上に、世界戦略を意識した上でも日本人選手に興味津々だそうだ。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「開幕メジャー確約なし」のナゼ…識者は《朗希サイドの非常識な要求》の可能性を指摘

  2. 2

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  5. 10

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース