大谷の二刀流復帰がドジャース「大物FA投手獲得」のネックに…過去には奪三振王が移籍拒否
登板間隔があき過ぎて故障リスク
「仮に大谷が来季、開幕から投打の二刀流に復帰すれば、心身の負担を考慮したエンゼルスがそうだったように、ド軍も大谷の登板間隔を5日以上あけるはずです。そうなると他の先発投手も中4日のローテが崩れ、シワ寄せがいくことになります。今オフの目玉であるバーンズやフリードは最多奪三振に加え、投手としての最高の栄誉であるサイ・ヤング賞を狙える実力の持ち主です。登板試合数が減れば、それだけ奪三振数は伸びず、サイ・ヤング賞の記者投票で重視される選手の貢献度を示すWARも低下します。タイトルだけでなく、投手によっては同賞の獲得や得票順、登板試合数やイニング数に応じて出来高払いを契約に盛り込むケースもあるだけに、ド軍は実績のある先発に敬遠されるのではないか」
実際、大谷が二刀流をこなしているため、移籍を拒否した投手もいる。最多奪三振3度(15、17、24年)のブレーブスの左腕セールはレッドソックス時代の22年途中、エンゼルスへのトレードを打診されたが、登板試合数が減ることに難色を示して移籍交渉は破談したという。
「エース級の投手はタイトル獲得以上に、登板間隔が長くなることで、調整法を変えなければならないことに難色を示すケースが少なくない。これまでの中4日に慣れてきた投手は登板日から逆算して調整するのに慣れている。中5日以上のローテになれば、新たな調整法を模索しなければならず、故障のリスクも高まります。他球団より好条件を提示されても、ド軍移籍に二の足を踏む投手は少なくないでしょう」(前出のスポーツライター)
大谷が二刀流への完全復活を果たし、エ軍時代のように投打にわたる活躍をすれば、チームへの貢献度は計り知れない。
しかし、大谷が原因で、ヤンキース、メッツと並びメジャーを代表する金満球団が、今オフの補強では後手に回るかもしれない。
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来季の大谷の副収入はとんでもない額になりそうだ。いったい、いくら稼ぐのか。また、ドジャースが恩恵を受けた「大谷効果」はどれほどの規模なのか。両者の「驚愕すべき金額」とは。
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