石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜
日本シリーズでは本拠地で2連敗したものの、そこから4連勝。公式戦では勝負どころで勝ち切れず3位に終わったが、指揮官と名伯楽の<手打ち>も奏功してか、貯金42の圧倒的な成績でパを制したソフトバンク相手に番狂わせを演じた。
日本一直後の祝勝会で石井コーチは、シリーズMVPを獲得した桑原に壇上へ促されると、ほろ酔い状態でスピーチ。活躍した捕手の戸柱を「CSでMVP取ったよな。一生懸命頑張ったんだよ。試合に出られないときも腐らずに」などとねぎらうと、若手に対してもゲキを飛ばした。
来季は二軍への配置転換も囁かれる中、すでに気持ちを切り替えているのかもしれない。 (つづく)