破格の契約更改で西武・中村剛也と栗山巧は45歳まで安泰?背後に“厚遇せざるを得ない”切実な雇用問題
宣言残留を認めていなかった西武が…
中村の7本塁打はチームトップタイ、栗山の打率も、西武に限れば上から数えた方が早い。蛭間拓哉(24)や村田怜音(23)ら有望な若手はいるものの、まだまだ中村と栗山は「戦力として必要」なのだ。
ある球団OBは「彼らは45歳まで安泰だともっぱらですよ」と、こう続ける。
「球団としても、彼らを優遇しなければいけない事情がある。2人が『FA残留組』だからです。近年の西武は昨オフの山川(ソフトバンク)をはじめ、2022年の森(オリックス)、18年の浅村(楽天)、炭谷(巨人、現西武)、17年の野上、16年の岸(楽天)ら、FA権を取得した選手の流出過多が問題になっている。金銭的にシビアで、球場の立地・環境もネックとされている。せめて残留後の待遇だけでも手厚くしないと、残る者も残ってくれませんからね。その点では、同じく残留した外崎と源田も、球団にとっては『大功労者』と言っても大げさではありません」
かつては宣言残留を認めていなかった西武だが、背に腹は代えられない、ということだ。
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ところで、西武といえば開幕からほどなくして休養に追い込まれた松井監督は、もともと渡辺GM兼監督代行との間に「亀裂」が生じていたという。いったいどういうことか。突然の休養の裏で本当は何が起きていたのか。
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