巨人マルティネスに「全盛期過ぎてる説」…データが示唆する“衰え”、さらに心配な中南米人気質
懸念材料は他にもある。自ら現地に出向き、中南米の選手を多く獲得してきた中日の森繁和元監督は、かつてこう漏らしていた。
「中南米のドミニカ共和国とかキューバの選手との長過ぎる契約はダメ。気持ちが長続きせず、一生懸命働くのは最終年だけということが圧倒的に多い。他球団が手を出してきそうになったらいち早く2年くらいで更新する。あまり長い契約だとあっちが痛い、こっちが痛いと言い出すリスクも考えないといけない」
巨人が結んだのは4年50億円という破格の超大型契約。森元監督が指摘するように、マジメに4年間フル回転してくれるかどうか。仮にダメでも昨季までの守護神・大勢(25)がいるのだが、「八回の男」が不在だからこその補強。大勢が弱点の八回に回らないと意味がないのだ。
50億円もの投資だけに、衰えが表面化し始めているのなら、いくら来年以降に日本人扱いになろうと「話が違うよ」である。
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そんなマルティネスの起用法について、評論家の権藤博氏は日刊ゲンダイの連載で「私が巨人の監督なら、八回・マルティネス、九回・大勢で行く。格からして当然だ」と語っている。いったいどういうことか。なぜ大勢の方が「格上」なのか。その真意とはーー。
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