3年生の巣立ちを目前に込み上げてきた嬉しさと寂しさ、実感した専大松戸の「チームの色」
専大松戸は上下関係が厳しくないため、後輩に大きな顔をする選手はいません。施設を我が物顔で使うのではなく、全体練習に普通に参加し、その後は自主トレへ。紅白戦では率先して審判を務めたり、後輩の練習を手伝ったりと、積極的にサポートしてくれています。ほほ笑ましい限りです。
受験期が大詰めを迎えており、部長やコーチたちは学業支援で忙しくしているため、3年生の存在に助けられています。本当にありがたい。そして、これほどうれしいことはありません。学校ごとに「チームの色」がありますが、これこそが専大松戸の良さなのだと、ひしひしと実感しています。
そんな3年生たちも、梅沢や中山のようにいよいよ巣立つ時を迎えました。今になって急に、彼らの“引退”を実感し、寂しさが込み上げてきます。
昨年は聖地の土を踏むことはかないませんでしたが、卒業生たちには野球だけに限らず、この悔しさを糧にして、次なる人生を力強く歩んでいってほしい。壁に突き当たった時は、いや、特に用事がなくても、たまにはグラウンドに顔を出してほしい。いつでも待っています。