【新連載】あくまで本人の意思を尊重。卒業生が覚悟を持って決めた進路を力いっぱい応援していく
私たちが現役だった頃は、高校や大学の進学先や就職先を決めるのは中学、高校、大学の陸上部の監督というのが多かった。それも監督さんの学閥、交友関係が最優先されることが多かったと思います。さらに言うならば、どこの高校、大学、実業団に進めば選手自身がレベルアップする可能性が高いか、そういった発想が極めて少なかったというのが実情でした。
多様性という言葉が一般的となった今、社会に出ていく際にさまざまな分野にチャレンジしようと思うのは当たり前のことです。
卒業生で主将の田中悠登は地元に帰って福井放送のアナウンサーになります。鶴川正也、太田蒼生、野村昭夢、白石光星は卒業後も競技を継続します。
今後も私は卒業生が「覚悟」を持って決めた進路を見守り、力いっぱい応援していきたいと思っています。
大阪で黒田の好走を沿道で見届けてから、駅伝チームの3年生で19日に21歳の若さで旅立った、皆渡星七くんの告別式に参列しました。
大阪・豊中市出身の彼は昨年11月に体調不良を訴え、1月に自身のSNSで悪性リンパ腫であることを公表しました。