バウアー復帰「フル稼働宣言」でDeNAに大きなしわ寄せ懸念…「沢村賞取りたい」と意気込みも
「ただ、課題はある」と、球団OBがこう続ける。
「中4日となると当然、球数、イニングは制限される。メジャー時代の平均イニング数はサイ・ヤング賞を取った20年こそ6.64に達しましたが、14~17年は6イニング未満。これだと、リリーフ陣に大きなしわ寄せがきます」
先発投手も割を食う可能性がある。シーズンは基本、火曜から日曜に6連戦が組まれている。バウアーの初先発は開幕2戦目の3月29日が有力視されている。が、中4日での登板となると、6連戦中に2度先発するケースも出てくるため、他の先発投手のローテを1回飛ばすか、後ろにズラす必要が生じる。
「バウアーの特別扱いによる他の選手へのしわ寄せは、年俸に直結する。首脳陣やフロントがフォローしようにも限界があり、時としてチームの火種となりかねない。そうならないためには、何よりバウアーが公言通り、沢村賞を獲得するなど、他の選手に有無を言わせないくらいの圧倒的な成績を残すしかない」
とは、前出のOBだ。
◇ ◇ ◇