ドジャースが日本市場を強化する狙いは若年層の囲い込み…ベッツの野球教室開催もその一環
カブスとの日本開幕シリーズ(18、19日=東京ドーム)を前に、ドジャースによるプロモーションイベントが開幕。5日には都内で「ドジャース没入型イベント」のオープニングセレモニーが行われ、チームОBの斎藤隆氏(現野球解説者)、球団関係者によるテープカットが行われた。
このイベントは都内の特設会場にブルックリン・ドジャース時代からの往年の名選手の写真パネルや盾、昨季のワールドシリーズ優勝トロフィー、チャンピオンリングが飾られるなど、ドジャースタジアムの臨場感を味わえる工夫が施されている。
会見したド軍ビジネス戦略・アナリティクス担当部長のマイケル・スペトナー氏は日本でのビジネス戦略を強化した理由についてこう説明した。
「次の大谷翔平のような野球の世界的なスーパースターが生まれてくるのは間違いない。そういった点を踏まえて、少年たちにぜひともドジャースに行きたいと思ってもらえるように、ドジャースというチームを日本に普及させたい」
ドジャースは今回の日本開幕シリーズを契機に、日本市場のさらなる開拓、強化に動いており、大会スポンサーの数は伊藤園を筆頭に過去の日本開幕戦を大幅に上回り、史上最大規模の協賛を得ている。日本でのファンクラブも開設し、4つの会員区分のうち最も年会費が高額な7万5000円の「MVP会員」の定員枠1200人が2月18日の申し込み開始から3分で埋まったという。