「投手3人」を丸裸…今永昇太の「年下の兄貴分」は完全復活に向けて順調な仕上がり
ジャスティン・スティール(投手)今永を精神的に支える年下の兄貴分
今永と並ぶ左のエース格だ。
2021年にメジャーデビューし、一昨年に16勝(5敗)を挙げてブレークした。
昨季開幕前、ナ・リーグのサイ・ヤング賞候補に挙げられながら、度重なる故障(左太もも裏、左肘痛)もあって5勝(5敗)に終わった。
昨季の今永の活躍に刺激を受けたそうで、今キャンプ、オープン戦では完全復活に向けて順調な仕上がりを見せている。
米国内でも低所得者層が多いことで知られる南部のミシシッピ州アグリコラで生まれ育った。人口300人超の田舎町のため、グラウンドなど練習環境に恵まれなかったが、南ミシシッピ大学でバスケットボール選手だった祖父、アラバマ大学でフットボール選手だった父の指導のもと、野球以外のスポーツにも親しみ基礎体力を鍛えたという。
直球の最速は140キロ後半、変化球はスライダーのみ。持ち球は少ないながらも、右打者への直球が強力な武器だ。カット軌道になり、手元で浮き上がってバットの芯を外すことから「カットライド」といわれる特殊な球種だ。22年のシーズンオフ、試行錯誤を繰り返して習得した。
昨季、今永はスティールから主にメンタル面のアドバイスを受けたそうで、年下ながら兄貴分的な存在でもある。
■29歳 投手 188センチ 92キロ 左投げ左打ち
655万ドル(約9億8250万円)
24試合 5勝5敗 防御率3.07