「外野手3人」を丸裸!ひとりは有名俳優の両親を持つ韋駄天
カイル・タッカー(外野手)鈴木誠也をDHに追いやったファイブツールプレーヤー
昨年12月、3対1のトレードでアストロズから獲得した。
2023年のア・リーグ打点王(112)は22年に右翼でゴールドグラブ賞を受賞し、昨季まで4年連続2ケタ盗塁をマークした「ファイブツールプレーヤー」だ。
昨オフ、アストロズとの交渉では当初、同じ右翼の鈴木誠也がトレード要員に含まれていたが、まとまらなかった。外野守備に定評のあるタッカーが加入したため、鈴木は今季、右翼からDHに配置転換された。
プルヒッターで、現役時代2度の三冠王で、MLB最後の4割打者(1941年=.406)として知られるテッド・ウィリアムズにフォームが似ていることから、ヘンリー・B・プラント高校(フロリダ州)時代からの異名は「テッド」。実際、タッカーは幼少の頃からウィリアムズに憧れており、古い映像を繰り返し見て、引っ張り気味のフォームを身につけたという。
カブス加入後の今年1月、年俸調停を避けて1年1650万ドル(約24億7500万円)で合意。メジャー6年の今季終了後にはFAになる。大リーグ公式サイトが1月に掲載した今オフのポジション別のFA選手でタッカーは外野手部門でトップの位置付けだった。
5拍子揃ったタッカーは今オフの超大型契約を見据えて走攻守全てでカブスを牽引しそうだ。
■28歳 外野手 193センチ 95キロ 右投げ左打ち
1650万ドル(約24億7500万円)
78試合 打率.289 23本塁打 49打点