東洋大姫路・阪下蓮が1回緊急降板…春の「二枚看板」相次ぐ故障に12球団スカウト悲鳴
と、パ球団のスカウトが顔を曇らせたのも無理はない。
高校生と言えばまだまだ成長途上。プロと違ってカラダが出来上がっていない分、故障のリスクは高まる。
故障と言えば、同じくドラフト候補である健大高崎(群馬)の最速158キロ右腕・石垣元気(3年)も、大会直前に左わき腹を痛めた影響で、18日の1回戦は登板を回避した。
すでに医師から投球再開のゴーサインが出ているそうで、2回戦からの復帰も視野に入れているという。
甲子園は高校生にとって最大の目標。まして健大高崎は、昨春からの連覇がかかっている。
今大会の「投手2枚看板」が相次いで故障に苦しむ中、前出のスカウトは、「石垣は阪下以上に速いボールを投げる分、カラダにかかる負担は大きい。プロの立場からすれば、センバツは欠場してくれたほうがいい、というのがホンネです」と明かす。
センバツ後の両右腕の状態次第では、各球団のドラフト戦略にも大きな影響を及ぼすだろう。