『「粗食」のきほん』佐藤初女、幕内秀夫、冨田ただすけ著
食事と命と健康をテーマに活動する、世代の異なる3人の著者による、和食を見直すための本。日本で伝統的に食べられてきた“普通の食事”とは何かについて対談しながら、旬の食材を使ったご飯や汁物のレシピを紹介していく。
近頃、ご飯がダイエットの大敵という風潮があるが、本当はご飯と汁物さえきちんと料理して食べていれば、健康を維持することは決して難しくないと著者たちは言う。これからの季節なら、ゴボウやニンジンなどの根菜をたっぷり入れた「冬のかやくご飯」や、大根の葉と里芋を入れて炊き上げる「さといもご飯」がおすすめ。よもぎ麩と大根、ニンジンの味噌汁、ホウレン草と落とし卵の味噌汁、サケのかす汁なども組み合わせて作ってみたい。
(ブックマン社 1400円)