「医者が見放したがんと闘う47の法則」星野仁彦著
心療内科医である著者は、かつてS状結腸がんを患い、“5年生存率0%”と宣告されたことがあるという。しかし、それから23年が経過し、今も現役医師として活動を続けている。本書では、自身が実践してきたがん克服法を伝授していく。
食事療法のひとつとして取り入れたいのが、「ゲルソン療法」である。これは、1930年代にドイツ人医師が考案したもので、食事から塩分や脂肪を抜き、大量の生野菜ジュースを飲むことが基本。ジュースの量は1回400ミリリットルを1日3回以上、合計1200~1500ミリリットル飲む。また、玄米でビタミンB群を大量に取り、肝臓を活性化させて代謝を促すことも不可欠だという。
薬に頼らず、がん細胞を増やさない生活習慣が分かる。
(セブン&アイ出版 1100円)