【大人のためのオトナ本】生き方編 親父未満兄貴以上の叔父さんの出番だ

公開日: 更新日:


■「〈老いがい〉の時代―日本映画に読む」天野正子著

 著者は、「老いはもはや『生』のゴールではない。可能性に満ちたスタート」であり、「生きがい」よりも「老いがい」の方が、より「生」を表現するのにふさわしいと説く。本書は、戦後の日本映画をテキストに、そこに描かれた老いや介護のメッセージを読み解きながら「老いがい」を考える生き方本。小津安二郎の諸作品から昨年の「ペコロスの母に会いに行く」まで、多数の作品を取り上げ、見えていない世界まで見せてくれる映画の力を借りて、誰にとっても未知の「老い」の世界をのぞき見る。

(岩波書店 780円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出