「桃のひこばえ」梶よう子著
それにもうひとつ、男まさりの千歳に縁談が舞い込んでくるから大変だ。武家の娘であるならば、親の決めた縁談に不服は申さぬと言っているらしい。草介は、草花に触っていればそれだけで満足という男だから、うまい言葉は出てこないかもしれないが、それではだめだ。さあ、どうする、草介。
(集英社 1700円)
それにもうひとつ、男まさりの千歳に縁談が舞い込んでくるから大変だ。武家の娘であるならば、親の決めた縁談に不服は申さぬと言っているらしい。草介は、草花に触っていればそれだけで満足という男だから、うまい言葉は出てこないかもしれないが、それではだめだ。さあ、どうする、草介。
(集英社 1700円)