「毒父家族」井上秀人著

公開日: 更新日:

 心理カウンセラーである著者は、強圧的な父親のもとで育ったため、大人になっても満たされない感情を抱えて生きる〈アダルトチルドレン〉になった。人にNOと言えない、自分のやりたいことができないなどの問題を抱えていたが、あるセミナーに参加したことが自分を変えるきっかけになった。ペアを組んだ人の悪いところを伝えるというワークに耐えられなくなり、「もうこんなことは言いたくない」と涙を流しながら抗議したことで、自らを抑圧していたことに気づき、自分の感情を認められるようになったのだ。

 家族を支配する暗黙のルールを、次世代に引き継がないための具体的なステップを紹介する。(さくら舎 1400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか