「寝たきり老人になりたくないなら大腰筋を鍛えなさい」久野譜也著
人間の筋肉量は20代以降、1年で1%ずつ減っていくという。20代の時点を100とすると、30代では筋肉量が10%減、40代では20%減ということだ。
こうした筋肉量の低下は30代ぐらいまでは気にならないかも知れない。しかし、放っておけば70代の頃には筋肉量が半分になり、運動どころか日常生活まで困難になりかねない。とはいえ、ハードな筋トレで体中の筋肉を強化するのは大変だ。
そこで、寝たきりにならないために鍛えておきたいのが大腰筋。体の奥にあり、背骨と大腿骨をつなぐ大腰筋は、歩行能力に深く関係し、これが細くなると歩く速度も著しく低下するという。
椅子に座った姿勢で太ももを上げる、片足を真横に上げるなど、大腰筋を鍛えるエクササイズも紹介する。(飛鳥新社 1111円+税)