原田曜平氏 新著につづった世代間ギャップ乗り切るヒント
「マイルドヤンキー」「さとり世代」などの流行語や、日本テレビ系「ZIP!」のレギュラーコメンテーターとしても知られる博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平氏(38)の新著「世代論の教科書」(東洋経済)が話題になっている。
博報堂新しい大人文化研究所統括プロデューサーの阪本節郎氏(63)との共著で、戦後の各世代を団塊世代(1947~51年生まれ)、ポパイJJ世代(52~60年)、新人類世代(61~65年)、バブル世代(66~70年)、団塊ジュニア世代(71~82年)、さとり世代(83~94年)に分類。日本の現役世代がどのような時代背景に育ち、どのような価値観を持って生きているかが象徴的な出来事などとともにつづられている。
ネット社会が老若男女にまで普及し、かつてのような紋切り型の対応ではコミュニケーションに支障が出る現代社会。クロスジェネレーションという概念の下、バックグラウンドも価値観も違う世代がうまく付き合うためにはどうしたらいいのか。世代間ギャップを埋めるためのヒントと話題に事欠かない好著だ。