「教えてゲッチョ先生!昆虫のハテナ」盛口満著

公開日: 更新日:

「フナムシってゴキブリなの?」「雄と雌はどうやって出会うの?」――理科教師の著者が、そんな教え子たちの素朴な疑問に答えながら、昆虫の世界を解説する生き物本。

 子どもたちは、フナムシの体形や動きはゴキブリを連想させると主張。だが、最新の遺伝子研究でゴキブリ、つまり昆虫に一番近い生物は、従来考えられていた節足動物のグループではなく、カニやエビなどの甲殻類だと明らかになったのだとか。ゆえにフナムシはどちらかというとゴキブリよりはカニに近いそうだ。

 その他、わずか1ミリグラムの1000分の1のさらに1億分の1という超微量のフェロモンで出会うガの雄と雌や、カメムシの臭いの秘密など。身近な昆虫たちの不思議を紹介。(山と溪谷社 880円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭