「幕末三百藩 古写真で見る最後の姫君たち」 「歴史読本」編集部編
幕末から明治にかけての動乱を生き抜いた各藩の姫君たちのドラマを紹介するフォト歴史読み物。
会津藩9代藩主・松平容保の義姉で、戊辰戦争の折、会津鶴ケ城に籠城した婦人たちをまとめ、炊事、洗濯、けが人の治療と看護の指揮を執った照姫、仙台藩最後の藩主・伊達慶邦の妹で、亘理伊達家に嫁ぎ、仙台藩解体後に一族とともに新天地を求め北海道開拓に尽力した伊達保子、幕末の四賢公のひとりで福井藩16代藩主・松平春嶽の側室・婦志、そして最後の将軍・徳川慶喜が側室との間にもうけた8人の娘たちのその後まで。希少な写真で彼女たちの肖像を伝えるとともに、その出自や人生を解説する。(KADOKAWA 900円+税)