誰かに話したくなる雑学本特集
「知れば知るほど面白い 科学のふしぎ雑学」小谷太郎著
やわらかな雑学ばかりではなくて、たまにはキレのいい科学ネタも仕入れておきたいならこの本。
誰もが不思議に思うけれど普段あまり疑問を口にしない科学のなぜに対するアンサーを、いざというときのために用意しておこう。
1秒に地球7周半するといわれている光の速さは、宇宙で一番速いことは一般によく知られている。しかし、そんな光の速さをもってしても、宇宙は大きくて広いため、瞬時には伝わらない。具体的な例を出すと、太陽の光が地球に届くには8分20秒が必要なため、今この瞬間地球に降り注いでいる光は8分20秒前に太陽が発した光なのだ。つまり、万一なんらかの理由で突然太陽が消滅した場合、地球人は8分20秒の間、全く気づかないことになる。もちろん、8分20秒を経過した後は誰もが無事ではいられない。
あまりに広すぎる宇宙を実感できるこの話、デートのときにでも披露してみるのはいかが?(三笠書房 630円+税)