都議選大勝利でいよいよ「小池ファースト」時代が到来か?

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「『小池劇場』が日本を滅ぼす」有本香著

 近ごろ巷ではやるものといえばホットパンツと右派の女性ジャーナリスト。本書の著者もその一人だが、小池批判に転じたのは都知事就任後、豊洲市場移転の延期を決めたときのことだ。

 劇場政治は小泉(純一郎)劇場、橋下(徹)劇場が有名だが、著者は「小池劇場」には実現したい政策、正規の手続き、ファクト(事実)に基づくロジック(論理)がなく、「言語明瞭、意味不明」の見本のようだとバッサリ。他方、石原元都知事とのバトルを演出したメディア操作の手腕に注目し、もとはタカ派的な政治姿勢がいつのまにか「リベラルなメディアの常連になり、イメージを変貌させた」とみる。(幻冬舎 1300円+税)

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