連載<12> 安孫子の競争相手にもなれない
「別に父は関係ないですよ。僕は別に販売の仕事をしたくて日日に入ったわけではないですから」
「記者希望なのよね。うちの会社も記者希望で受けたそうね」
「ええ、見事に落とされましたけどね」
口を窄めて答えた。
「面接の評価は高くて、上の人たちは最後まで迷って…
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