連載<17> 安孫子とは一度デートしただけ
俺があんな酷いことを言ったから、落ち込んでしまったのか。いつも元気いっぱいに選手たちを励ましてくれた。記者になってからも辛い仕事も文句一つ言わずに走り回っていた。なによりも四年間、翔馬のことを想い続けてくれた……点滴の管から由貴子の腕へと薬剤が流れていくのを見つめていると、自分…
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