「決戦!賤ヶ岳」天野純希、土橋章宏ほか著
加藤虎之助(後の清正)は、剣術の師匠・塚原小才治の娘・お千に惚れていたが、武家の女の常で、四国遠征の総大将神戸三七の与力・山路将監に嫁がされた。そして、お千は秀吉の謀略の犠牲となり、山路の老母と共に磔に。虎之助は賤ケ岳の戦場で山路と槍をまみえることに……。(「槍よ、愚直なれ」木下昌輝)
好評の“決戦”シリーズ第7弾。天正11年4月20日、信長亡き後、柴田勝家と羽柴秀吉とが雌雄を決する天下分け目の「賤ケ岳の戦い」で秀吉側で戦った“七槍”こと、加藤清正、加藤嘉明、福島正則、片桐且元、脇坂安治、平野長泰、糟屋武則の7人の武将の生きざまを、天野純希、木下昌輝、矢野隆ら7人の作家が描く。
(講談社 1600円+税)