「考える力がつく本」池上彰著
テレビでお馴染みの著者が、考える力が身につく独自のノウハウを公開した自己開発テキスト。
そもそも「考える」とは、自分の中にある情報(インプット)をもとに、自分なりの結論(アウトプット)を導き出す作業。ゆえに考える力を養うには、何はともあれ本や新聞を読むなどインプットが不可欠だ。その際に「移民」と「難民」といった「似た言葉の定義をはっきりさせる」、ニュースなどでは「利害関係を考えることで見えてくることもある」など、考える癖をつける方法を伝授。
さらに相関図やベン図などを駆使して何でも図解で理解を深める方法や、新聞や本の読み方、ネット・テレビの見方など具体的にアドバイス。一方で著名人との対談を通し、人生と読書について語る。(小学館 700円+税)