目薬をさして目をパチパチ…はやってはいけない!?
花粉症で目薬が手放せないという人も多いこの季節。上を向いて目薬を数滴落とし、目をパチパチ。これが、ほとんどの人が行っているルーティンのはずだ。
しかし、最後に目をパチパチさせるのは、なんと無駄どころかやってはいけないことなのだ。
ホームライフ取材班編「日本人の9割がやっている残念な習慣」(青春出版社 1000円+税)では、誰もが何げなくやっている、実は問題ありで逆効果という習慣を一挙紹介している。
目薬をさして目をパチパチさせると、あっという間に目頭にある涙点という排水溝に吸い込まれ、目の表面にとどまってはくれない。目薬をさしたら決して目をパチパチさせず、まぶたを軽く閉じて1分ほどその状態を保つのが正しいやり方だ。こうすることで、目薬は無駄に流れ去ってしまわず、目の表面全体に行き渡ってくれる。
カイロを使うとき、袋から取り出して揉み揉みする習慣もNG。このひと手間が必要だったのは大昔の話で、今のカイロは揉まなくても温まり始める。それどころか、揉むと空気を取り込むミシン目が詰まったり、中の粉が片寄って十分に発熱しなくなる恐れもある。
納豆には、ナットウキナーゼという血栓予防に有効とされる酵素が含まれている。しかし、炊きたての熱々ご飯に納豆をかけている人は、その恩恵を受けられていない可能性が高い。ナットウキナーゼは50度を超えると動きが鈍って効果が減少し、70度で死滅してしまう。炊きたてのご飯は温度が70度近く、ここにかけられてはナットウキナーゼは息も絶え絶えの状態になる。納豆は、少し冷ましたご飯にかけるのがお勧めだ。
あなたにも無駄な習慣がないか、本書でチェックしてみては。