「警視庁SM班I シークレット・ミッション」富樫倫太郎著

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 警視庁の刑事部長・阿部は、優秀だが組織に馴染めない各部署のはみ出し者を集め、チームを編成。集められたのは、凶暴で腕力自慢の糸居や、女だてらにSAT出身のあおい、本庁捜査1課の優秀な刑事だったが男性から女性に性転換手術を受けた田淵、優秀だがコミュニケーション不全の元情報分析官・佐藤ら6人。一癖も二癖もある彼らを束ねるのは、おねえ言葉の巨漢・薬寺だ。

 そんな中、都内の公園で職質を受けた男のリュックから女性の左耳と左手の薬指が見つかる。数日前から行方不明の女子大生の写真も入っていた。被害者が生きている可能性が高く、マスコミに漏れないよう極秘で捜査が始まり、阿部の指示で薬寺らも独自に動きだす。

 型破りな刑事たちが難事件に挑む新シリーズ。

(KADOKAWA 880円+税)

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