「第5コーナー 競馬トリビア集」有吉正徳著
競馬の長い歴史の中に埋もれたエピソードや記録を紹介しながらつづるトリビアエッセー。
昨年の阪神競馬場での第53回フィリーズレビューでは12番人気のノーワンと3番人気のプールヴィルが同着で優勝を分け合った。中央競馬の重賞レースでそれまで記録された9度の1着同着、さらに地方や海外も含め、過去の1着同着レースのエピソードを紹介する。
他にも、2014年の第16回阪神スプリングジャンプで優勝した関東馬のケイアイドウソジンなど、平地と障害の両方でステークスウイナー(重賞勝ち馬)になった二刀流の馬や、2017年のダービー優勝馬レイデオロと2着馬スワーヴリチャードのその後の活躍から読み解くダービー優勝の条件など。
競馬を深掘りしたファン必読本。
(三賢社 980円+税)