「花束は毒」織守きょうや著

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 何げなく入った店で、木瀬は子どもの頃の家庭教師、真壁と再会した。真壁に脅迫状が送られてくることを知った木瀬は、ためらう真壁の代わりに、インターネットで見つけた探偵会社を訪れる。応対したのは中学の先輩、北見理花だった。

 木瀬が、結婚を控えた真壁の元に「良心があるのなら、結婚をやめろ」という手紙がたびたび届くことを説明すると、北見はその手紙の消印がS県N市であることに注目した。それは木瀬が子どもの頃住んでいたところだった。木瀬が引っ越した後、真壁は強姦容疑で逮捕され、大学を中退してその町を去ったのだ。過去の忌まわしい事件に仕掛けられた悪意の罠を描く戦慄のミステリー。

(文藝春秋 1870円)

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