「透明な螺旋」東野圭吾著

公開日: 更新日:

 帰宅したら母が風呂場で倒れていた。母の死でひとりきりになった島内園香を支えてくれたのは、母の友人のナエさんだった。

 ある日、園香の仕事先の生花店に、映像関係の仕事をしている上辻亮太が訪れ、曲のイメージに合う花のアレンジを依頼する。園香のアレンジが気に入った上辻は園香を食事に誘い、やがて園香のアパートに転がりこむ。10月に南房総沖で、上辻の銃殺死体が発見された。上辻の行方不明者届を出していたのに、なぜか園香は姿を消す。警察の捜査で、生花店に老女が園香を訪ねてきたこと、園香が上辻にDVを受けていたことが判明するが、上辻が死んだとき、園香は京都旅行中だった。

 ガリレオシリーズ第10弾となる最新作。

(文藝春秋 1815円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情