「間違いだらけの老人ホーム選び」小嶋勝利著
よい老人ホームとは、入居率、入居維持率が高いホームである。能力の高いホーム長や介護・看護職員が働いているホームはどんな状態の人でも受け入れることができるため、空き室は少なくなる。逆に職員の質が低いホームでは、難のある老人の受け入れは断るため、空き室が発生する。いいホームを探すときは、空き室のないホームを探せばいいのである。
また、よい老人ホームは「職員教育」に力を入れている。その点はホームの組織図に「教育部」や「指導部」といった専門部署があるかどうかで判断できる。その現場職員の介護、看護業務の質がそのホームのサービスの質である。
有料老人ホームのコンサルティングを行う著者によるアドバイス。
(プレジデント社 1650円)