「弾丸メシ」堂場瞬一著

公開日: 更新日:

 人気作家による旅と食のエッセー集。多忙な日々を送る著者が、連載の依頼を受けたときに出した条件は、必ず日帰り・食事は1時間以内に済ませる・絶対に残さないの3点。ゆえに弾丸メシ。

 初回は福島。まずは日課のジムで汗を流した後、新幹線の時間まで喫茶店で、移動の車中でも仕事に励む。別件の取材を終え、ようやく弾丸メシタイム。同行編集者によると円盤餃子なるものが名物らしい。餃子をワンバウンドさせてタレで汚れた白飯を食べるのが密かな喜びである著者にも異存はない。ところがお目当ての店に行くと、メニューに白飯がない!!

 以後、熊本「太平燕」、広島「美酒鍋」、そして出張先のフィンランドでは念願の郷土食「カラクッコ」と対面するが……。

(集英社 638円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出