「連鎖」小杉健治著

公開日: 更新日:

「連鎖」小杉健治著

 弁護士の鶴見は、テレビ番組のコメンテーター・諸岡を殺した容疑で逮捕されたしずかの弁護人となる。

 しずかは、会社経営者・河合の息子の嫁だ。事件現場は諸岡の部屋で、警察は2人が不倫関係にあり、別れ話がもつれ殺害に至ったとにらんでいた。しずかは接見した鶴見に不倫関係を否定するが、諸岡を訪ねた理由を明かそうとしない。

 やがて、諸岡がテレビでコメントした無名の画家・枝川が事件に関係していることが判明。調べるとしずかは、6年前に同郷でもあるこの画家の作品3枚を京都の画廊で購入していた。その翌年、枝川は青酸カリで服毒自殺をしていた。鶴見はしずかと枝川の関係を調べるために彼女の故郷、京都の宮津に向かう。

 弁護士の鶴見を主人公にした人気ミステリーシリーズ最新刊。 (集英社 814円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」