「連鎖」小杉健治著

公開日: 更新日:

「連鎖」小杉健治著

 弁護士の鶴見は、テレビ番組のコメンテーター・諸岡を殺した容疑で逮捕されたしずかの弁護人となる。

 しずかは、会社経営者・河合の息子の嫁だ。事件現場は諸岡の部屋で、警察は2人が不倫関係にあり、別れ話がもつれ殺害に至ったとにらんでいた。しずかは接見した鶴見に不倫関係を否定するが、諸岡を訪ねた理由を明かそうとしない。

 やがて、諸岡がテレビでコメントした無名の画家・枝川が事件に関係していることが判明。調べるとしずかは、6年前に同郷でもあるこの画家の作品3枚を京都の画廊で購入していた。その翌年、枝川は青酸カリで服毒自殺をしていた。鶴見はしずかと枝川の関係を調べるために彼女の故郷、京都の宮津に向かう。

 弁護士の鶴見を主人公にした人気ミステリーシリーズ最新刊。 (集英社 814円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出