人気低迷の中村獅童 主演舞台が閑古鳥でトークショーも中止に
「ここまで人が入っていない舞台は珍しい。平日昼の部の公演でしたが、横一列すべて空席状態という列があちこちにあって、ガラガラでした」(観客のひとり)
そんな声が聞こえてきたのは、歌舞伎俳優・中村獅童(41)主演の舞台「大和三銃士」。今月3日から新橋演舞場で上演、27日に千秋楽を迎えたが、客入りがサッパリだったというのだ。
名作「三銃士」が原作で、関ケ原の戦いから13年後、豊臣から徳川に移り変わる激動の時代をアレンジした時代劇アクション。三銃士役は獅童、タレントの藤井隆、ジャニーズの若手が演じ、ダルタニアンにあたる役には大衆演劇俳優の早乙女太一を起用。榎木孝明、元宝塚男役スターの真琴つばさといったベテラン勢が脇を固めるなどで、申し分ないキャスティングのはずだが……。
さる演劇関係者がこう話す。
「舞台は座長の力が絶対。要するに獅童では客が集められないんです。公演に先がけて関連のトークショーが昼夜2回、開かれるはずでしたが、チケットがさばけずに中止になった回も。開催できたのは早乙女太一をゲストに呼んだ時で、彼目当ての客に助けられた格好。歌舞伎俳優の中では名前が知られた方ですが、獅童は人気も評価もイマイチなんです」
先月の「明治座11月花形歌舞伎」制作発表の場で、「私は好感度が低い。好感度を上げる運動をしている」と自虐的に話していたが、不惑を過ぎ、危機感はかなり持っているようだ。