「天皇の料理番」もブレーク ヒット相次ぐ“料理ドラマ”の課題
「天皇の料理番」(TBS系)が好調だ。
先週は秋山篤蔵(佐藤健)がパリに行って修業する話で、馴染みのレギュラー陣は桐谷健太くらいしか出ず、黒木華はちょっとだけ。舞台がガラリと変わると離れる視聴者も出るのに、視聴率は相変わらずの14%超。外交官役の郷ひろみが、最後にフランス語でまくし立てるシーンが意外によかった。
恋が芽生えたフランソワーズと、俊子(黒木華)との不可思議な三角関係が気になるし、次回からは(やっと!)天皇の料理番になっていくから、数学はさらに上がるかもしれない。
ストーリーとは別にこのドラマが視聴者を引き付けるのは、おいしそうな料理が頻繁に映ること。そういえば、最近は料理もの、あるいは“料理ドラマ”が人気だ。
たとえば、朝ドラ「まれ」はパティシエを目指す設定で、スイーツが時折、映る。食べ物がドラマのテーマではないが、NHKは今週の「ひるブラ」(12時20分)で“「まれ」から生まれた元町スイーツ”を紹介。食べ物でドラマに引き付けたいのがミエミエ(しかも「ひるブラ」の次に「まれ」の昼放送!)。