藤原竜也が熱演 邦画「藁の楯」ハリウッドリメークの期待度
2013年4月に公開されて興収18億3000万円を記録するヒットになった邦画の「藁の楯」が、ハリウッドでリメークされることになった。海外で話題になる邦画は最近ではアニメが多い。実写映画のリメークはなかなかいいニュースである。
だが、邦画のリメークは企画段階までは結構上がるが、実現するのはなかなか難しいともいわれる。単純にいってこれまでハリウッド・リメーク作で、あまり大きな利益が出ていないことが大きいだろう。「藁の楯」が映画化され、大成功が期待されるゆえんである。
「藁の楯」は日本の映画監督でもっとも多作といわれてきた三池崇史監督が手掛けた作品。10億円の“殺人懸賞金”がかかった殺人犯を刑事らが護送するサスペンスだ。意表をつく話の展開もユニークなら、アクションなど切れ味抜群のシーンに好感が持てた。
新幹線内や駅周辺をめぐる描写が見事で、何人もの人物が入り乱れる車内の襲撃シーンなど緊迫感が半端ではない。日本の新幹線では撮影できない部分も多いので、台湾の新幹線を使った。これがうまくいき、非常にリアル感が出た。空撮では日本と色の違う台湾の新幹線がばっちり映し出された。