著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

世間は忘れない ベッキーに付きまとう“不倫と嘘”の色眼鏡

公開日: 更新日:

 後は不倫後のベッキーを見て視聴者がどう判断するかだが、「不倫」はやっかいな一面を持つ。どんなスキャンダルも時間とともにいつしか忘れられるが、「不倫」は思い出させる要素が多い。ベッキーの後、政界から芸人まで不倫報道が続いたように、芸能ニュースに不倫は欠かせないネタ。加えて、社会事件でも不倫絡みの事件も多く、主婦が見るワイドショーでよく取り上げる話。

「芸能界は過去の事例から学ぶ」と言われる世界。仮に女優が不倫すればどんな対応をするか、そこでもベッキーとの比較で名前が出る可能性もある。薬物で芸能人が捕まると、過去の逮捕者名を一覧表にして出すことがある。

「あれ、困る。思い出させるから」と困惑していた人もいたが、最近は古い逮捕者の名前は消え、清原和博被告が捕まった際も、出た名前はASKA、酒井法子と近年の逮捕者だけだったが、不倫は身近なテーマ。さらなる芸能界の不倫話もあると聞く。しばらくはベッキーに不倫は付きまとうレッテル。イメージ回復に向けて動きだしたが、タレントとしての試練は続く。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?