寺川綾はアイドル風 元アスリートになぜ番組を仕切らせる
わざとらしいしぐさの寺川と違い、有森は完全な天然で、先々週はしゃべらなきゃいけないところでいきなり咳き込みはじめ、「ゴホッ! ゲホゲホ! ゴホー!!」と止まらなくなり、局アナふたりも呆れていた。マラソンしてる人を指導する企画VTRではイキイキしていても、他のスポーツではコメントも不十分。
そもそも「サンスポ」が月別にアスリートをメーンキャスターに据える企画は大失敗だ。先月の元プロ野球の森本稀哲にしても、野球の解説はできるが、他のスポーツのことはわからないし、要所で司会までやらせるのは聞き苦しくて無理がある。プロデューサーは反省し、企画を取りやめるべき。
ブリッコ寺川と大ボケ有森では有森のほうがキャスターに不向きだが、今月だけ我慢すればすむ(最後の日曜に大失態をやらかすか?)。しかし「報ステ」「サンスポ」はなぜ女性の元スポーツ選手に仕切りまでやらせるのか。ヒドさで話題の「ユアタイム」(フジテレビ系)の市川紗椰といい、この春からニュースやスポーツニュースにシロートMCがはびこっている。
テレビ局は“仕切りはアナウンサー”という基本に返れ。
(作家・松野大介)