芸能活動51年目にして…萩原健一「作家デビュー」のウラ側
「そうした不祥事後の謹慎中、直撃取材させてもらったことがあるんです」と前出の青山氏はこう続ける。
「ご自宅にうかがうと、大きなビニール袋を両手にぶら下げて、ゴミ出しをするところでした。両方のビニール袋には、缶ビールの空き缶がぎっしりと詰まっていました。お手伝いしましょうかと向けると、大丈夫だよと言って、笑っていた。もともと大のビール好きで有名ですが、今思うと、そうやって、はちゃめちゃなパワーのはけ口にしていたのかも知れませんね」
ある脚本家は、中高年になって創作を志して、スクールなどに通うタイプについて、こう分析していた。
「人生このままじゃ終われない。それまで仕事などでやってきたことも、自分の中では全く満足していない。キャリアに満足しているタイプはですね、盆栽やプラモデルづくり、切手収集なんかに向かうんですよ」
ショーケンの衰えぬ創作欲は、同じ夢を追う中高年の背中をぐっと押していることだろう。