渡部とは対照的 三浦友和は西部警察ロケでの夜遊びもせず
もう時効だと思うので打ち明けるが、石原プロ制作の「西部警察」に三浦友和がレギュラー出演していた時のことだ。めったに地方ロケに参加することのない故・石原裕次郎さんが来て、撮影が終わるとすぐに裕次郎さんだけが帰京した。その他の出演者とスタッフはロケが続くのだが、石原プロ側は出演者とスタッフ全員分の「夜の盛り場代を置いていった」とみんなに伝えた。
その日のロケの終わりに全員が大盛り上がりする中、三浦友和は「僕は女房がいるので、そこには行きません」と言い出した。地方で羽目を外そうとする共演者に冷水を浴びせる一言だった。
全員がノッているのだから一緒に盛り場に繰り出せばいい。中へ入って一杯飲んで帰る手もあったかもしれないが、彼は「誤解」を受けるような行動はしないと決めていたらしい。
一般人同士の結婚でも浮気はまずいのは当然だが、有名人同士の結婚で、それがイメージアップにつながっているという状態なら、浮気が見つかれば仕事に大きな影響が出ることは百も承知のはず。妻を愛し続けるという三浦友和の行動は、結果として山口百恵という一人の女性を「伝説」にした。一方、渡部と東出は、自分たちの妻の評価を「夫に浮気された女優」と下げてしまったのだ。
だからこそ、2人には「覚悟を持って結婚すべきだった」と僕は言いたい。