岸田里佳さん 特撮ヒロインは3カ国語話す日舞の師範名取に

公開日: 更新日:

「秘密戦隊ゴレンジャー」に始まり、現在放送中の「魔進戦隊キラメイジャー」まで45年にもわたって続いている特撮スーパー戦隊シリーズ。本日登場の岸田里佳さん(52)は、“戦うトレンディードラマ”とも呼ばれた第15作「鳥人戦隊ジェットマン」(91~92年)のヒロイン・ホワイトスワン役でブレークした。今、どうしているのか?

  ◇  ◇  ◇

「歌のタイトルが『大阪恋時雨』(天童よしみ)だから、指先は上から下へスーッと静かに一直線で。ヒラヒラさせると、木の葉か雪みたいでしょ……」

 都内・浅草公会堂。日舞・春謡流の稽古場へ行くと、岸田さんは男女の恋模様をつづる相舞踊の稽古の真っ最中だった。

 何度も家元のダメ出しが入り、そのたびに所作を修正しながら繰り返す。着物だけに、冷房が入っているのに耳元を汗が伝う。

「この8月29日、浅草公会堂で春謡流の公演を予定しているんです。本来は4月の予定でしたが、新型コロナの影響で順延。万全の注意を払い、人数制限やむなしで開催を目指しています」

 春謡流は、古典舞踊と歌謡曲にオリジナルの振り付けで踊る新舞踊の2本柱。岸田さんは「雪恋華」(市川由紀乃)、「恋は天下のまわりもの」(石川さゆり)など4曲を予定している。

「日舞を本格的に習い始めて27、28年になります。途中、ブランクがあったのですが、お教室を開ける師範名取の免状を持っています」

 着付けの資格も取得しており、着物関係の仕事のオファーもあるという。

 一方で、舞台女優としても3年ほど前から活動再開。

「それと特撮系のイベントですね。『ジェットマン』ブラックコンドル・若松俊秀さん、『光戦隊マスクマン』レッドマスクの海津亮介さんのイベント。15年ほど外国暮らしで日本にいなかったため、ファンの方々がすごく喜んで下さるんです」

 一昨年にゲスト出演した劇団「桃色旋風」(座長は「ゴレンジャー」ピンクの小牧りささん)の朗読会。北海道や関西からも熱烈なファンが集合し、それぞれ50人以上が並ぶほど大人気だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  2. 7

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  3. 8

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  4. 9

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  5. 10

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった